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2011年 09月 01日
01/09 2011 Mr.Tsunagi's drawing

2011?
detail
original F4
pencil on paper
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繋さんの素描

 繊細な筆触の積み重なりが生む銀灰色、微粒子の感触を紙と鉛筆という材料から引き出している。その魅力は鉛筆素描ならではのものである。
 以前の彼はモチーフに触発されて引く線のうねりに耽溺していて、どちらかというとその線は、立体あるいは空間を描写しようとはせず、線として自立しているところに特徴があった。うねり、もつれあい、モチーフの形を暗示しつつも、あくまでも線そのものであり続け、それが観るものを惹き込む魅力となっていた。
 現在その線の志向は調子という別の枠組みの中で構造化された結果、イリュージョンとしての三次元空間の中にある。線は形の表現となる調子へ向かうべく、抑制された使い方がされている。それは以前にも増して精神と神経の集中を要求する仕事である。
 以前使用していなかったボカシの上のハッチングというテクニック、紙の肌理のもたらす粒子感とハッチングの網の目の効果の完成度は高い。
 微細なうねりへの嗜好は花の素描では、文字通り開花している。
「何故描くのか」という問いへの答えの一つがここにある。

2002年作品はこちら
拙文酷く赤面の至り
http://www.hayami.ac.jp/labo/koukai-fri-image/tsunagi/tsunagi.htm

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by kobosss | 2011-09-01 18:20 | 素描思考 | Trackback | Comments(0)
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