立体物としての額縁は写真になる事によって平面化される。絵画・素描は、本来持っている深さの感覚が写真となる事によって減じているにしても、相対的には三次元的イリュージョンが強くなっているかのように見える。Georges de La Tour (1593-1652)による「聖トマス像」は実際に現場で感じられる以上に「飛び出してくるような立体感」を「想像」させる。
資料撮影
国立西洋美術館(Georges de La Tour )
東京国立博物館(軸装縁)
NikonD3
Carl Zeiss Distagon T*2.8/25 ZF
CaptureNX2 Photoshop6.0
鍋島正世© All rights reserved
素描はオリジナルをスキャンしたもの
「ピーマン素描」2004 紙に鉛筆
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