ここのところ最も頻繁に覗いてみたくなる映画に「第三の男」があって
こう始めただけでもあの曲と映像で頭が一杯になってくる
一枚目の写真に写る人がハリー・ライムに似ているかどうかは別にして
この写真を見る度にあの映画を思い出させる事は確か
ミケランジェロは二十歳ぐらいからその力にひきづられて
自分の素描を考える際に最も参照した彫刻家であるのだけれど
この写真を見ると思い出すのはあのウィーンの光と影なのだ
ルーブル美術館のここの光には自然光の良さがあって好ましい
光が活きている
彫刻は特に活きている光で観たいと思う
刻々と変化する光の中で彫刻もその表情を変えていく
それだけでも見飽きる事は無い
自分の脳に蓄積されている記憶=光の相乗が
観るものをますます面白くさせていく
写真はクリックで横800ピクセルに拡大
2004年12月19日
Paris
Nikon D70
AF-S DX Zoom-Nikkor ED 18-55mm F3.5-5.6G
CaptureNX、Photoshop6.0
© All rights reserved.