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2008年 07月 19日

互いに 見るものと見られるもの

このままズームアップしてあちら側の人をカメラが抜けていく、というシーンを夢想

夢の中であったなら、ドッペンベルゲン的経験というのはよりリアルに可能であると思うけれど、覚醒している状態でのそれはこういう事に近いのではないか、と思い込むにはきっかけとなる実体験が前提としてあるのだけれど、それは現在は括弧付きの記憶としてあるのみ。

その経験は肉体感覚というよりは「脳内感覚」というようなものを伴っていて、それは判断基準のひとつとなる。そして、それは自分が絵画制作での確認作業で使用するものと殆ど同じである。

写真は、そのように意識して撮っても、多くの場合たんなる「図示」にしかならず、その感覚を引き起こす事にはならないが、撮り続けていると何かが起きる事もあるのではないか、と撮り続けている。

とはいえ、そのような「目的意識とは別」に様々な事が起き、そこで気付かされるものに自分は生かされているようで、そちらの方が大事なような気もする。

互いに 見るものと見られるもの_b0148016_1035461.jpg

NikonD3  
Carl Zeiss Distagon T*2.8/25 ZF

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by kobosss | 2008-07-19 10:45 | 日常風景随想 | Comments(0)


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