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2008年 09月 08日

表面 Ⅰ

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額縁などに関わっているとこういう事になって、これは60~70年代美術風の「美術」を思い起こさせる。ミケランジェロ・ピストレットそしてマルセル・デュシャン、ルネ・グリット、更に遡ってディエゴ・ヴェラスケスの作品が一つの枠に収められていた事を思い出させる。西欧だまし絵の系譜がもともと持っている存在論的まな板に乗るべき意味が浮上せざるを得ないからだ。

ここでは「そのように思考する」という事を括弧に入れて、そのような思考を外側から観ていきたい。

絵画を観る人達はこのように覗き込み、絵の部分と全体に眼をやり、単なる物質としての絵の具が「絵画」というものに成る事に思いを馳せる。そこで、その部分の在り様、物としての構造に意識が行くのは絵を描く人の感覚に近いのだけれど、そこでの肉体感覚を伴った絵画的経験が絵画空間にある深さまで入り込むのには困難を伴うのだろう。イリュージョンは排されるものとしてしばらく問題になったけれど、そこに住み着く画家の目をきちんと踏まえて議論されたようには思えない。ジャスパー・ジョーンズの「批評家は笑う」を思い出すのはこういうタイミングだ。
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NikonD3  
Carl Zeiss Distagon T*2.8/25 ZF
CaptureNX2 Photoshop6.0
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by kobosss | 2008-09-08 12:32 | 映像思考 | Comments(0)


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